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2011年09月09日 (金) | 編集 |
三宿整骨院の院長です。


このブログは医療関係者の方々も見ていると思いますので一言言わせてください。


診察&診断、ちゃんとしてますか?



腰痛で医療機関を受診すると、

レントゲンやMRIの画像診断、血液検査などをし異常の有無を判断する。

これが一般的ですよね。



しかし患者さんの<痛みの訴え>というのはみんな違う。


歩いて痛い、立っていて痛い、寝てると痛い、腰を曲げると痛い、伸ばすと痛いなど沢山あるわけです。



それを画像診断や数字だけで判断して良いのでしょうか?


今は内科などでも触診をしないところが多いですよね。

画像や数字が無いと診断できないの???


今は亡き師であった整形外科医の先生がおっしゃっていました。

「無人島で、何の検査器具(レントゲンなど)無い所で誰かが痛みなど具合が悪くなった時にでも

診察診断ができ適切な処置ができるようでないとだめなんだ」



それからこうもおっしゃっていました。

「診察はスクリーニング テスト。要は消去法である。自分の学問と臨床で培った知識、経験を生かし

これではない、これでもないと消去して最後に残ったのがその患者さんの病態だ。」


「病気を診るのでは無い、病人を診るんだ。」



今でも思い出すと鳥肌が立つ、画像や数字だけでは病人は診れないと言う事。

医学だけではなく、人間としても沢山学ばさせていただいた。

なんの恩返しも出来なかったけれど師の志だけは永遠に引き継いでいるつもりです。

それが唯一の恩返しかな。



次回は私の腰痛の診察、診断についてお話します。


最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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