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2010年11月12日 (金) | 編集 |
三宿整骨院の院長です。


さて、歯科医とのパートナーシップを結び、ようやく始まった顎と歯の共同治療。

歯科医の先生には、歯の噛み合わせを考慮した治療をお願いしました。

開始当初は治療結果も良く、問題はありませんでした。



ところが・・・



ある患者さんを紹介した時のことでした。

この患者さんは歯も良くなく、歯科治療が必要。その上、顎関節症でもありました。

しばらくして、その患者さんから

「歯科医に顎関節の手術を勧められましたが、どうしたらいいでしょうか・・・」と相談を受けました。




???手術???

私は「薦められないです」と答えました。

しかし、患者さんは手術を決意し、オペを受けました。



・・・半年後。
その患者さんが来院しました。

「先生、ひどい目にあいました」


これが最初の私への言葉でした。


え?!?!

顎が全く改善していなかったのです。

患者さんに返す言葉も、慰める言葉もありません。

私は涙がこぼれそうになりながら、同時に怒りがこみ上げてきました。


私は手術をしないで治療していきたかった。

関節運動医学で最後まで治療したかった。



しかし、歯科医が考える関節運動医学の位置づけは、手術するまでの過程に過ぎなかったのです。


―コンセプトの違い―

そう、根本的にコンセプトが違ったのです。

そして歯科医との決別・・・

そうせざるを得ませんでした。



こうして関節運動医学的・矯正用マウスピースを作成する決意をするのです。


オリジナルマウスピースの完成まであと20年。



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