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2010年10月22日 (金) | 編集 |
三宿整骨院の院長です。


海でぷかぷか浮いていると、記憶なき母の胎内にいた頃を感じます。

とてもリラックスし、身体にエネルギーが満たされるように感じるのは、羊水の中の自分に戻れるからではないでしょうか。


以前のコラム「赤ちゃんってすごい。その2」で書いた、お母さんの胎内にとても似た場所と私が思う場所は、
海です。


海には「母」という意味があります。

語源としてはうむ(産む)→うみ(海)になったという説を聞いたことがあります。

これは日本語だけでなく、フランス語もしかりです。

Mer(メール)=海、母

海は魚や貝、プランクトンなど様々な生命体を生み出す場所だからなのでしょう。




幼い頃の夏、私はずっと海にいました。

朝早くから釣りをし、潜り、砂浜を駆け回る。

夜は満天の星空の下で浜焼きをし、遊びつかれて眠るのです。

大自然の恐ろしさを身をもって体験し、様々なことを海から教えてもらい、育ちました。

体があまり丈夫ではなかったのですが、心身ともに健康で大きく、たくましくなりました。

もちろんそういった環境を与えてくれた両親に感謝しています。

大人になってからも、毎年海に会いに行っています。

浜辺で海を映し出した鏡のような空を見ているだけで、心と体が癒されます。



また、森にも足を運びます。富士の樹海などです。

溶岩の隙間から地から強く根を張り出し生きている木々を見、鳥のさえずりを聞き深呼吸をするだけで、

どんどん自分自身が浄化され、エネルギーを蓄えていくのを感じます。

人間とは、自然という生命の中で生かされているのだなあと思う瞬間です。


以前、テレビで不登校の子供だちが沖縄のある離島の海と島の家族に見守られ、笑顔と会話を取り戻し、

元気になっていく姿を見たことがあります。

現代社会に押しつぶされそうになった子供たちが、自然の力によって自分自身を取り戻せたのです。

とても感動しました。



お子様をお持ちの方は、是非海や山に連れて行ってあげてください。

自然の中で子供たちが何をして遊ぶか、よく観察してあげてください。

親が教えなくても、時間を忘れて遊び続けることでしょう。


自然という生命の中で遊ばせれば、きっと穏やかで優しい、たくましい子に成長しますよ。



自然とは、目には見えませんが、人の心と体に計り知れない効果をもたらしてくれるのです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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